【常念岳】車中泊~北アルプス日帰り山行~


台風が来るとワクワクします。なぜならば、台風が通過した後は天気が良いからです。私は天気が良いと山へ登ります。今回は台風16号の通過とお休みが重なったので北アルプスの常念岳へ行ってきました。常念岳は日本百名山のひとつ。標高2857m、登山口からの標高差は1500mでそれなりに体力が必要です。さて、ねらい通りに絶景がみられるのか?こうご期待!

出発は夜。仕事を終えて風呂に入って夕食を食べてから長野県を目指します。


北関東道路足利インターから高速に入り約1時間で横川SA到着。峠の釜めしで有名な長野道の横川です。緊急事態宣言は解除されましたが、人はまばら。まだコロナを警戒している人が多いのか?トイレに入って、お茶飲んで休憩しました。


横川SAから約1時間で姨捨SAへ到着。夜景がきれいなサービスエリアです。ここまでくると安曇野ICまで約30km。予定通りのドライブです。

安曇野ICで降り、コンビニで明日の食事を購入。今回は一眼カメラを持参したのでザックにスペースがない。かさばらない菓子パンとおにぎりを購入しました。

23時ごろ一の沢登山口駐車場に到着。すでに先着組がいて駐車場は8割埋まっておりました。それほど眠くはなかったのですが、明日の為にすぐ就寝。しかし!思った以上に気温が低い。羽毛のシュラフを持参したのですが寒くて寝られず、ほぼ徹夜で朝を迎えることになってしまいました。

眠れないのなら歩いてしまえ!という事で4時過ぎには行動開始。ヘッデン付けて登山口まで向かう。真っ暗な山の中は怖いですが、他の登山客もいたので安心でした。


朝日を浴びた草木が素晴らしい。紅葉も始まっているようで少し色づいています。


標高を上げていくと、山の谷間から雲海が見える。安曇野は雲の中。長野県は八ヶ岳と北アルプスに挟まれてるので雲が貯まりやすいのかもしれません。標高は1700m位。

標高2000m超えると紅葉真っ盛り。栃木県南部だと紅葉は11月末です。山は気温差が激しいのでしょう。

青空をバックにした紅葉です。よそ見をして転倒しないように気を付けます。

山頂が近くなって、かなりつらい。足が全然動かない。年配のオジさんや、若いねーちゃんにガンガン抜かれる….屈辱的な最後の登り。くやしいが本当に足が進まないのです。酸素も薄くなっているのでしょうが、寝不足のほうが効いてますね。つらい、つらい最後の登りでした。

しかし山頂に登ると絶景が迎えてくれました。

北アルプス全体に雲が全くない!槍ヶ岳が目の前で迎えてくれました。

つい先日槍ヶ岳や涸沢周辺で群発地震があり、落石でケガした登山者がいました。ケガしたのは槍ヶ岳の北鎌尾根で、ここから丸見え。常念岳の山頂も岩だらけなので地震が起きないことを祈る。

穂高連峰。男らしい姿ですな。

上高地もはっきりわかります。頑張ればここから歩いて行けるはずです。

大天井岳(おてんしょうだけ)。後ろには燕岳。過去に登った山をみるのも楽しいものです。

剣岳も丸見えです。

双眼鏡を持参しました。槍ヶ岳の山頂にいる登山者まで確認できました。写真を撮ったり、他の登山者と話したり、1時間30分程度山頂に滞在。風もなく、気温も15℃くらいで快適な山頂でした。いつもより長居してます。

予定より下山の時間を過ぎてしまいましたが、今日中に佐野へ帰らなければなりません。がんばって16時には登山口へ到着。安曇野の温泉でゆっくりしてソースカツ丼をたいらげました。スマホを見ると2800カロリー消費とのこと。カツ丼食べても太りません。これも登山の醍醐味です。

温泉では登山客の2人組がおいしいそうにビールを飲んでいました。駐車場でも見かけたのですが、そのままそれぞれバイクに乗って去っていきました。酒気帯び運転が厳禁なのはもっともですが、アルコール飲んでバイクの運転なんてちょっと怖すぎる。酒飲んで運転しちゃダメです。

体は相当疲れましたが、充実した休日を過ごしました。次回はどこの山に登ろうか?その選定もまた楽しみです。

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